漆蔵資料館
絢爛な内蔵と料理に舌鼓
重伝建地区の本町側の入り口にある「漆蔵資料館」は、国登録有形文化財にも登録されている漆塗りの梁と床を持つ豪華絢爛な内蔵が見どころです。
蔵の見学の後は東京や福岡にも店舗を持つ稲庭うどんの老舗「佐藤養助商店」の懐石料理を楽しむ事ができます。
「漆蔵資料館」で公開されている内蔵は、かつて木材や味噌・醤油の商いで財を成した大地主「小泉五兵衛」旧宅にあったもので、計画の段階から親子三代を経て六十数年もの歳月をかけて建てられました。
内蔵に入って驚くのが、樹齢数百年の天然木で作られた梁や床材で、こちらには職人による見事な漆塗りが施されております。この漆は大正初期から一度も塗り直されていない事から、塗りの厚さと技術力が伺えますね。まさに蔵そのものが美術品といった様相で一見の価値ありです。
蔵の中には万延元年(1860年)から続く「佐藤養助商店」の歴史を垣間見る事のできる、貴重な資料が展示されております。
お食事とお土産
館内にある食事処「養心庵」では、日本三大うどんとしても有名な「稲庭うどん」と旬の食材を使った懐石料理を堪能できます。
さらに、お土産処では名物の稲庭うどんだけでなく、増田町をはじめとした秋田県内の名産品を取り揃えております。