まちの駅 福蔵
増田土産に干餅はいかが?
「まちの駅 福蔵」は増田一の地主と言われた「旧佐藤與五兵衛家」を改装した店舗で、増田名産の「干餅」をはじめお土産品の販売や、お休み処として喫茶・飲食の場を提供しているお店です。
福蔵を運営している「佐忠商店」さんは、主に東北地方で作られる伝統的な保存食「干し餅」(地方によって凍み餅・凍み氷とも呼ばれる)を製造・販売しており、創業は1972年という歴史ある商店。
特筆すべきは、その「干し餅」の美味しさで、個人的に大好きな塩味のあげ干し餅は、一度食べるとやみつきになる事間違いなしです。
米油で揚げているためにくどさがなく、あと味はスッキリで、干し餅のカリッ・サクッとした食感が際立ちます。加えて、お餅の甘さに絡む程よい塩分が絶品です。実のところ、私だけではなく家族も大好物で、ウチでは戸棚の中に常備しております。
増田一の地主の内蔵
「まちの駅 福蔵」で公開されている「旧佐藤與五兵衛家」の内蔵は明治十二年(1879年)に棟上げされたもので、百四十年程の歴史ががあるそうです。
佐藤與五兵衛氏は当時、増田一の地主と呼ばれ、所有した土地は百六十町歩(約160ヘクタール)以上、さらに小作農は二百人以上いたと伝えられております。
こちらの蔵は、その名残が感じられる豪奢な造りで、展示されている調度品や古文書と相まって、当時の地主の栄華を垣間見る事ができるでしょう。