吉乃鉱山跡

県南を代表する黒鉱鉱山

 吉乃よしの鉱山の発見は江戸時代中期と言われ、昭和三十二年の閉山まで銅を中心に採掘されました。大鉱脈が発見された大正時代には三千人以上の労働者が働き、軽便けいべん鉄道を敷設ふせつする話もありました。
 今は最奥の「熊ノ沢鉱床」の落ち込み(鉱石を採掘した後の陥没)と選鉱場跡等に名残があるのみです。