月山神社

月と暦を祀る歴史ある神社

 月山神社は修験者の山としても名高い出羽三山の月山神霊を勧請奉斎かんじょうほうさいし、創建は宝亀ほうき十一年(760年)と言われています。現在の月山神社は応永二十二年(1415年)に増田城主小笠原信濃守冬広が創立したもので、月山神社はその名が表す通り、暦を司る月読命つくよみのみことを祀り、五穀豊穣を祈願しております。

 増田町のお祭りは、こちらの月山神社に由来したものが多く、中でも毎年九月十五日に行われる例大祭では、神輿が町中を渡御とぎょします。また前日の十四日には宵祭よいまつりとして、秋田県内で最も長い伝統を持つ「増田の花火大会」が行われ、一年の安全無事を盛大に祈願します。